宮古島の代表的なお土産のひとつ「雪塩」。
普通の塩と比べると粒子が細かく雪のようにサラサラとしており、普通の塩とは一味違う雪塩は誰にでも喜ばれる宮古島のお土産です。
そんな雪塩の製塩所が「雪塩ミュージアム」として雪塩の魅力を発信しています。
雪塩を学んで、体験して、食べて、お土産を買って大満足な「雪塩ミュージアム」に行ってきたのでご紹介します!
老若男女どなたでも楽しめると思うので、是非宮古島へ行った際は立ち寄ってみてください。
Contents
雪塩ミュージアム(製塩所)
店舗情報
営業時間:9:00-18:30
(10月〜3月は17:00まで)
定休日:なし
駐車場:5台
ガイド:無料(予約不要)
アクセス:宮古空港より約30分
雪塩ミュージアム特設HPはこちらから。
「雪塩ミュージアム」の場所は池間大橋の手前、「西の浜ビーチ」すぐ近くにあります。
池間島へドライブ途中に立ち寄ったり、池間島からのドライブ帰りに立ち寄ったりするのがオススメです。
駐車場のすぐ近くに「西の浜ビーチ」はありました。
こじんまりとしたビーチでのんびりしたい方にはオススメです。
風力発電の風車が回っていたり、池間大橋を眺めながらのんびりできます。
chillするには最高の場所かも。
雪塩を学ぶ
雪塩の特徴
- キメが細かくサラサラとして粉雪のような質感
- にがり成分が残っている
- 14種類の成分を含んでいる
- 「世界で一番、含有するミネラル成分の種類が多い塩」として2000年8月9日にギネスブックから世界一の認定をされた(現在は食塩公正取引協議会の規約に基づき「世界一」や「ギネス認定」の表記不可)
雪塩と一般的な塩の違い
雪塩と一般的な塩の違いはにがり成分を含むか含まないかです。
一般的な塩は煎ごう方や天日干しなどで海水から水分を蒸発させて製塩します。(だいたい2、3日)
その際、塩分濃度が25%超えたあたりから徐々に「結晶」と「にがり」という液体に分離されます。
この結晶が私たちが使用している「塩」。
「にがり」は豆腐の凝固剤などに使用されます。
雪塩は濃縮海水を利用して瞬時に水分を蒸発させることにより、にがり成分を含んだままの粉末状の塩を製塩しています。
雪塩の製塩方法
①雪塩の原料となる宮古島の地下海水
まず宮古島の特徴として、サンゴ礁が隆起して形成された琉球石灰岩と呼ばれる地層からできています。その琉球石灰岩の層の下には水を通しにくい粘土層があるおかげで地下水が溜まります。
琉球石灰岩はたくさんの気孔を含んでおり、大量の水を浸透させる性質があります。
宮古島の地下には海から浸透してできた「地下海水」と、雨が浸透してできた「地下淡水」が流れています。
ちなみに宮古島の地下水はカルシウムが非常に多く含まれている硬水に分類されます。
②地下海水の汲み上げ
雪塩製塩所の施設内では地下約22mから地下海水を汲み上げます。
琉球石灰岩が自然のフィルターの役割を果たしてくれるので、不純物などが自然と濾過され安定して清浄な地下海水を汲み上げることができるそうです。
琉球石灰岩の成分が豊富に溶け込んでいるため、カルシウムやカリウム、マグネシウムなど14種類のミネラル成分が豊富に含まれている雪塩が作ることができるのですね。
③濃縮(RO)装置
汲み上げた地下海水を濃縮(RO)装置に通します。
RO=Reverse Osmosis、逆浸透圧を利用してます。
つまり、海水側に浸透圧以上の圧力をかけることで海水から膜を通して真水を押し出します。
この装置はもともと水不足対策として海水から生活用水を作り出すために考えられた装置だったみたいですが、雪塩製塩所では「水」ではなく捨てられる「濃縮海水」に着目したそうです。
④製塩(瞬間蒸発製法)
約8%まで濃縮された海水は循環槽内に運ばれ約25%まで濃縮された後、熱した金属板の上に掛け流すことで製塩します。
約2秒間で水分が蒸発するため、海水中のミネラルをなるべく多く残した状態のまま製塩することが可能に。
にがり成分を含んでいるのに雪塩はなぜ苦くないのか?
特許製法の温度管理によってにがりの苦味の主成分である「塩化マグネシウム」を苦くない「塩基性塩化マグネシウム」に変換することで「苦くない塩」を作ることができるそうです!
雪塩を食べる。大人気の雪塩ソフトクリーム!
雪塩の製塩方法を学んだら、大人気で名物でもある「雪塩ソフトクリーム」を味わってみてください。
ソフトクリームの甘さの中にほんのり雪塩の塩気が感じられます。
甘いんだけど、嫌いな甘さではない。
ほんのり感じられる塩気が上品な甘さに仕立て上げてる感じで、後味も甘ったるくなくさっぱり。
ソフトクリームには目がないKiDですが、過去No.1に匹敵するくらい美味しい!
そのままでもめちゃくちゃ美味しいんですが、ここにはトッピング塩が置いてあるんです。
ノーマルの雪塩をはじめ、とうがらし、ハイビスカス、シークヮーサー、ゆず、抹茶、わさび、ココアなど12種類の合わせ塩が置いてあります。
KiDのお気に入りはシークヮーサー塩。
柑橘系の香りがすっと鼻から抜けて爽やか美味しい!
お気に入りの塩はお土産屋で販売しているので、購入する前に試食できるのはめちゃ良いですね。
雪塩を体験する
お土産が売っているこちらの建物の一角で、ガイドさんが雪塩の説明をしながら雪塩体験をすることができます!
ふわふわの雪塩を思い切り手に取り、さわることができます。
触ってみるとキメが細かくてサラサラ。
普段使っている塩とまるで違う。
雪塩を適量手に取って、水を少量かけてまぜまぜするとあら不思議。
どんどん雪塩が温かくなってきて…え、熱い!熱を感じます!
これ雪塩に含まれる大量のマグネシウムが水が合わさり化学反応で発熱するそうです。
化学の実験みたいですごく面白い!
揉み込むように洗うと手がすべすべしっとり。
スクラブやバスソルトなどのボディケアにとても良いみたいです。
人気の雪塩お土産!限定品も!
雪塩
お土産の定番はやっぱり雪塩!
雪塩にも2種類のタイプがあって、パウダータイプと顆粒タイプ。
パウダータイプは旨味を引き出すまろやかなしょっぱみが特徴。
肉・魚の下ごしらえや揚げ物のつけ塩、パン屋おかし作りにおすすめ。
顆粒タイプは粒になっているので使い勝手の良さが特徴。
一般的な塩と同じ程度の重さなので微量な分量が重要な料理におすすめ。
KiDはやっぱ珍しいパウダータイプの雪塩を購入。
それも製塩所限定ボトルをゲット!(日本人は限定に弱い)
ドン・キホーテやマックスバリュにもお土産で雪塩売ってたけど、ここ雪塩ミュージアムが最安値でした!(KiD調べ)
ちなみに開封後はサラサラの状態が長持ちするので、冷蔵保管がオススメです!
スイーツ
KiDのオススメは「雪塩らすく」。
ただたんにラスクが好きで、他のスイーツがあまりすきではないからなんですけどね。笑
サクッと食感、ほんのり感じられる塩っけとやわらかい甘さが美味しい。
シンプルな味わいをお土産にどうぞ。
その他にも「雪塩ふわわ」や「雪塩さんど」、「雪塩パリン」などいろいろなお土産スイーツがたくさんあります。
詳しくはこちらを参照して下さい。
他には雪塩を使った美容商品「雪塩ラボ」シリーズや宮古島サイダー、アスリートソルトなど色々あります。
まとめ
世界に誇れる雪塩を製塩している「雪塩ミュージアム」。
雪塩を学び、体験し、食べて、お土産を購入できる。
観光スポットでありながら、宮古島グルメを堪能でき、知識も増えて、お土産も買える、老若男女楽しめる場所。
宮古島を訪れたならまた行きたい、というか絶対行く場所。おすすめです!
ドライブの小休憩がてら絶品「雪塩ソフトクリーム」を是非堪能してみて下さい。
⭐⭐⭐⭐⭐
評価 :5/5。