オーストラリアで銀行口座を開設する際、Commonwealth Bank of Australia(コモンウェルス銀行、CBA)・Westpac Banking Corporation(ウエストパック)・Australia and New Zealand Banking Group(ANZ銀行)・National Australia Bank(NAB)のいわゆる4大銀行を選ぶ方が多いですが、近年オーストラリア在住の日本人の間で注目を集めているのがING Bank Australiaです。
結論から言うと、ING銀行はオーストラリアで最もコストパフォーマンスの高い銀行の一つです。
口座維持費無料・年利約5%の高金利・海外利用手数料無料など、日常生活から海外旅行、さらには住宅ローンまで幅広くメリットがあります。
特に「貯蓄」と「海外利用」を重視する方にとっては、4大銀行よりも有利になるケースが多いです。
本記事では、ING銀行の特徴・メリット・デメリットを4大銀行と比較しながら解説します。口座開設のキャンペーン情報も含め、ING銀行が自分に合っているかどうかを判断する材料としてお役立てください。
ING銀行(ING Bank Australia)とは
ING Bank Australiaは、オランダに本拠を置く世界的な金融機関INGグループのオーストラリア法人です。実店舗を持たないオンライン専業銀行として運営されており、コスト効率の高いビジネスモデルを背景に、手数料の低さと高い金利が強みです。
ING銀行の5つのメリット
1. 口座維持費が完全無料
ING Orange Everyday口座は、条件なしで口座維持費が無料です。4大銀行では月額$4〜$5の口座維持費がかかるケースが多く、免除条件(最低入金額など)を満たせない場合は年間$48〜$60のコストが発生します。
| 銀行 | 口座維持費 |
|---|---|
| ING銀行 | $0(無条件) |
| 4大銀行(一般) | $4〜5/月(条件未達の場合) |
なお、学生の場合はANZをはじめとする4大銀行でも学生証提示による維持費免除が受けられるケースがあります。渡航直後で書類が揃いやすい方は、まず4大銀行で口座を開設し、生活が落ち着いてからINGを追加するのがスムーズです。
2. 条件達成で年利5%の高金利(Savings Maximiser)
ING銀行の最大の魅力のひとつが、Savings Maximiser口座の高金利です。以下の3条件をすべて満たした月に、ボーナス金利が適用されます。
高金利の適用条件
- 月$1,000以上の入金(給与振込など)
- Orange Everyday口座で月5回以上のカード決済
- Savings Maximiser口座の月末残高が前月末より増加していること
2026年2月時点での金利水準は以下のとおりです。
| 銀行 | 金利の目安 |
|---|---|
| ING銀行(条件達成時) | 約5.00% |
| 4大銀行(ボーナス金利込み) | 3.00〜4.50% |
| 4大銀行(通常金利) | 0.01〜0.50% |
※金利は市場環境により変動します。最新情報はING公式サイトにてご確認ください。
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3. 光熱費の支払いで1%キャッシュバック
あまり知られていないINGの強みが、電気・ガス・水道などの光熱費をING口座から支払うと1%のキャッシュバックが受け取れるという特典です。
月々の光熱費が$300の場合、年間で約$36のキャッシュバックになります。金額は小さく見えますが、HSBCのキャッシュバックと組み合わせることで、「支払いをするだけで積み上がる還元」としての効果が高まります。光熱費の振替先をINGに設定しておくだけで条件達成にも貢献するため、設定しておいて損はない特典です。
4. 海外ATM手数料・海外利用手数料が実質無料
条件達成月は、海外ATMの引き出し手数料だけでなく、海外でのカード利用に発生する外貨取引手数料(Foreign Transaction Fee)も実質無料になります。4大銀行では通常2〜3%程度の外貨取引手数料が別途かかるため、海外旅行・出張・日本一時帰国時の買い物でも無駄なコストが発生しません。
| 銀行 | 海外ATM手数料 | 海外利用手数料(外貨取引) |
|---|---|---|
| ING銀行(条件達成時) | $0 | 実質$0 |
| Commonwealth Bank of Australia(CBA) | $5/回 | 約3% |
| Westpac Banking Corporation | $5/回 | 約3% |
| Australia and New Zealand Banking Group(ANZ) | $5/回 | 約3% |
| National Australia Bank(NAB) | $5/回 | 約3% |
さらに、オーストラリア国内の他行ATM手数料も月5回まで還付されるため、国内でどのATMを使っても実質無料です。
5. 使いやすいモバイルアプリ
ING銀行のモバイルアプリはリアルタイム通知・簡単な送金・支出の自動カテゴリー分けなど、日常の家計管理に役立つ機能が充実しており、ユーザー評価も高水準です。
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ING銀行の4つのデメリット
1. 実店舗がない
オンライン専業銀行のため、対面でのサポートを希望する場面では不便です。現金の入金が必要な場合は、郵便局のBank@Postサービスを利用することになります。
2. 特典に条件がある
高金利・ATM手数料無料などの特典は、月間の条件($1,000入金・5回決済・残高増加)を達成した月のみ適用されます。条件を達成できない月は通常金利に戻るため、給与振込口座として設定するなど、条件を安定的にクリアできる環境を整えておくことが重要です。
3. 口座開設の書類が多い
4大銀行と比較して、口座開設に必要な身分証明書類が多い傾向があります。渡豪後6週間以内であれば4大銀行はパスポートと住所証明のみで開設できるケースが多いですが、INGではパスポートに加えて運転免許証やMedicare Cardなどの追加書類が求められることがあります。
オーストラリアに来たばかりの方は、まず4大銀行で口座を開設し、書類が揃ってからINGを追加するのが現実的です。
4. ビジネスローンなど一部商品は限定的
個人向け住宅ローンについてはING銀行も十分に競争力がありますが(後述)、ビジネスローンや複雑な法人向け金融商品については4大銀行のほうが選択肢が豊富です。
実は住宅ローンも強い:ING銀行を侮れない理由
「オンライン専業銀行だから住宅ローンは弱いのでは?」と思われがちですが、実はING銀行の住宅ローンはオーストラリア市場でトップクラスの競争力を誇ります。
低金利・手数料なし Mortgage Simplifierは申込手数料・月額・年額の維持費がすべて無料で、変動金利は主要銀行の中でも最低水準に位置することが多いです。
Orange Everyday口座との100%オフセット機能 Orange Advantage住宅ローンをOrange Everyday口座と連携させると、口座残高の全額が住宅ローン残高に対してオフセット(相殺)されます。つまり、貯蓄しながらローンの利息も同時に圧縮できるという、他行にはない強力な仕組みです。
ラウンドアップ機能で自動返済 日々の買い物金額を$1または$5単位に切り上げ、その差額を自動的に住宅ローン返済に充てる機能があります。意識せずに繰り上げ返済が積み上がる、ユニークな仕組みです。
オーストラリアで最も推薦される銀行 RFI Globalの調査(2025年下半期、約29,000人対象)において、INGはオーストラリアで最も顧客に推薦される銀行に選ばれています。住宅ローン顧客の満足度の高さがこの評価を支えています。
ING銀行でOrange Everyday口座を育てながら貯蓄し、そのままING銀行で住宅ローンを組む——この一貫した戦略の詳細については、関連記事の「HSBC × ING 二刀流戦略」をあわせてご覧ください。
ING銀行は本当にお得?年間節約額シミュレーション
「実際にいくら得になるのか」を具体的な数字で確認しておきましょう。以下は、4大銀行をメインで使い続けた場合とINGを活用した場合の年間コスト比較です。
| 項目 | ING銀行 | 4大銀行(条件未達) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 口座維持費 | $0 | $60 | +$60 |
| 海外ATM手数料(月1回利用) | $0 | $60 | +$60 |
| 海外利用手数料(月$500利用・3%想定) | $0 | $180 | +$180 |
| 光熱費キャッシュバック(月$300) | +$36 | $0 | +$36 |
| 年間差額合計 | 約$336 |
銀行を変えるだけで、年間$300以上の差が生まれます。これに高金利(Savings Maximiser)による利息収入を加えれば、その効果はさらに大きくなります。
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4大銀行との総合比較
| 項目 | ING銀行 | 4大銀行(一般) |
|---|---|---|
| 口座維持費 | 無料 | $4〜5/月(条件未達の場合) |
| 海外ATM手数料 | 無料(条件達成時) | $5/回 |
| 海外利用手数料(外貨取引) | 実質無料(条件達成時) | 約3% |
| 普通預金金利 | 約5%(条件達成時) | 0〜4.5% |
| 光熱費キャッシュバック | 1% | なし |
| 住宅ローン金利 | 最低水準クラス・手数料なし | 標準水準 |
| 住宅ローンオフセット機能 | 100%(Orange Advantage) | 銀行・商品による |
| 実店舗 | なし | 全国に多数 |
| モバイルアプリ | ★★★★★ | ★★★★ |
| カスタマーサービス | 電話・チャット | 店舗・電話・チャット |
ING銀行に向いている人・向いていない人
ING銀行をおすすめできる方
- 口座維持費や手数料を極力ゼロに抑えたい
- 給与をそのまま高金利で運用したい
- 将来の住宅購入に向けて貯蓄を積み上げたい
- 住宅ローンも低金利・手数料なしで組みたい
- 海外旅行や出張が多い
- スマートフォンで銀行管理を完結させたい
- 現金取引が少ない
4大銀行のほうが合っている方
- 対面サポートが必要な場面が多い
- 現金の入金が頻繁に発生する
- ビジネスローンなど法人向け商品を利用したい
- 渡豪直後で口座開設の書類が揃っていない
筆者の実体験:ANZとINGの併用が正解だった
私自身は現在、ANZ銀行とING銀行を併用しています。
渡豪直後はANZを開設しました。書類が少なく手続きがスムーズで、学生期間は口座維持費も無料でした。現金の入金や対面サービスが必要なときは今もANZを使っています。
生活が落ち着いてからINGを追加し、給与受取・日常の支払い・貯蓄をINGに集約しました。光熱費の振替もINGに設定したことで、毎月自然と高金利条件をクリアできています。
この2口座の併用が、コストと利便性のバランスという点で現時点での最適解だと感じています。
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受取手順
下記の紹介リンクからOrange Everyday口座を開設し、申込フォームの最後に紹介コード「Jjv115」を入力
開設した口座に外部銀行口座から$1,000以上を入金(同月内)
Orange Everydayカードで5回以上の決済(pendingではなくsettled状態であること)
Savings Maximiser口座を開設し、任意の金額を入金してアクティベート
INGは完全無料で開設でき、維持費も一切かかりません。
使わなければ放置しても費用はゼロなので、将来に備えて早めに作っておくのがおすすめです!
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「無料なので、使わなくても損はありません。」
※キャンペーン条件・金利・手数料は変更される場合があります。最新情報はING公式サイトにてご確認ください。
よくある質問(FAQ)
まとめ
ING銀行は、口座維持費ゼロ・年利5%の高金利・光熱費1%キャッシュバック・海外ATM手数料無料と、コスト意識の高い方にとって非常に魅力的な選択肢です。一方で、実店舗がなく開設書類が多いという点から、渡豪直後の方にはハードルがある側面もあります。
4大銀行でまず口座を開設し、生活が落ち着いてからINGを追加する——この2段階のアプローチが、多くのオーストラリア在住者にとって現実的かつ合理的な選択です。
本記事の金利・キャッシュバック条件・キャンペーン内容は2026年2月時点の情報をもとにしています。最新の条件はING公式サイトおよび各カード会社のウェブサイトにてご確認ください。















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