2020年11月に青森県の奥入瀬渓流へ初めて行ってきたんですけど、控えめに言って
めちゃくちゃ良かったです!
東京の生活に疲弊している人は、壮大な大自然なのにアクセスが良いので是非行ってみてほしいです。
- 奥入瀬渓流の魅力を知りたい人
- 奥入瀬渓流へ行く予定の人
- 大自然の写真や動画を見たい人
- 雄大な大自然で癒されたい人
- 東京の生活に疲弊している人
Contents
奥入瀬渓流
奥入瀬渓流とは
新緑や紅葉の景勝地として、また避暑地としても人気の高い奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)。
十和田湖から流れ出る奥入瀬川。
十和田湖東岸・子ノ口から焼山まで約14km続く流れが奥入瀬渓流です。
滝や清流、岩や木々などが四季折々期待以上の美しさと表情を魅せてくれるので、都会の喧騒から逃れ、日常の疲れを癒しに訪れる人で溢れています。
奥入瀬ならではの魅力と価値とはなにか
この記事を書く際、奥入瀬渓流をリサーチしていたところ、わかりやすく紹介している素晴らしいWebサイト奥入瀬フィールドミュージアム・コラムを見つけたので引用させていただきました。
日本全国、様々な観光地が「美しい景観」をアピールしていますが、ただ「美しい景観」というだけではその土地の魅力を語ったことにならないのです。
その地域の何がどう素晴らしいのか?
他の地域との差異はどこにあるのか?
そいう視点で解析してない限り地域の本質を理解することはできないのではないでしょうか。
そこで奥入瀬ならではの魅力・価値を下記の3点に分けてまとめました。
- Quality(クオリティ)
- Trail(トレイル)
- Access(アクセス)
①上質な自然(Quality)
奥入瀬は近年の日本では稀に見る、瀬と淵、早瀬と平瀬が自然のままに連続する優れた天然河川の流域に、落葉広葉樹を主体とした原生的な渓谷林が約14キロにわたり途切れることなく現存するという貴重なエリアです。
そして八甲田山・十和田火山を起源とする岩石の上には豊かなシダやコケなど隠花植物の存在によって、天然の「苔庭」のごとき景観が広がっていることも注目に値します。
またこれらが山奥ではなく、人の生活圏にほど近い、低標高地に位置していることも重要です。
こうした景観的・生態的・地史的に上質な自然環境が明治時代より評価される景勝地の奥入瀬は下記のような冠を授けられています。
- 十和田八幡平国立公園(特別保護地区)
- 国指定天然記念物(天然保護地区)
- 国指定特別名勝
- 日本の貴重なコケの森
- 奥入瀬(青森)
- 最上峡(山形)
- 富士川(山梨)
- 奥入瀬(青森)
- 御岳昇仙峡(山梨)
- 黒部峡谷(富山)
- 瀞八丁(和歌山)
- 三段峡(広島)
- 奥入瀬(青森)
- 北八ヶ岳(長野)
- 屋久島(鹿児島)
②優れた自然遊歩道(Trail)
渓流沿いに設けられた奥入瀬の自然遊歩道は、全国でも類を見ない非常に優れたものです。
- 全域(約14キロ)におよぶ連続した森林環境
- ほぼ平坦に近い緩やかな勾配と適度な歩道整備
- 歩道が流れに近く、水面とほぼ同じ高さという高い親水性
- 全域を貫通する車道の存在(アプローチとエスケープに優れている)
- ほぼ全域が自然保護区内
③便利なアクセス(Access)
自然の質が向上すればするほどそのフィールドは人の生活圏から離れていく相反するものですが、奥入瀬は人の生活圏からほど近い場所に位置する、きわめて訪ねやすい観光地です。
- 最寄りの新幹線駅から約1時間の距離
- 最寄りの市街地から舗装路で峠越なしのアプローチが可能
- 特別保護地区に利用域(車歩道)が重なる稀有な条件
- 宿泊施設が遊歩道に直結
奥入瀬渓流ハイキング
歩く時の服装
奥入瀬渓流は14kmに渡り遊歩道が車道沿いに続いているので、めちゃくちゃ歩きやすいです。
しかし、天候や気温の差が大きいので長時間歩く場合は服装には注意が必要です。
私が奥入瀬渓流を訪れたのは2020年11月1日の朝でしたが、歩き始めるときはひんやりとしていましたが30分も歩くと汗ばんできました。
こちらのサイトにわかりやすくまとめてあるので参照にしてみてください。
- 上下長袖ヒートテック(ユニクロ)
- ビッグシルエットTシャツ(フリークスストア)
- 長ズボンジャージ(アディダス)
- 防水スニーカー(ニューバランス)
- 防風・防水のブロックテックパーカー(ユニクロ)
- バックパック
- タオル
- 折りたたみ傘
- 水(500ml)
- ルーペ
- カメラ(iPhone)
上に羽織るものは動きやすい薄手の防水のものがおすすめです。
靴はぶっちゃけヒールでも歩けるくらい歩きやすいのでスニーカーで問題ないです。
しかし、雨の後はぬかるんでいるところも多いので防水のスニーカーか、トレッキングシューズがあればベストかなと!
夏だと帽子もマストかと思いますが、その日の天気次第でお好みでいいかと思います。
ルーペは苔を観察したい人にはマストアイテム!
100均にも売ってるので是非持って行ってみてください。
水分補給は大切なので、どの季節でも500mlは持って行った方がいいかと。
アクセス
今回私は「星野リゾート奥入瀬渓流ホテル」に宿泊していたので、無料シャトルバスに乗って「三乱の流れ」で降り、帰りは「雲井の滝」からバスに乗ってホテルへ帰りました。
宿泊者限定の無料シャトルバスなので、宿を探している方は星野リゾートを検討してみてはいかがでしょうか?
ちなみにバスに乗る前に長靴や上下ウェアも無料で貸し出ししていたと思います。
星野リゾート宿泊者ではないかたはこちらの地図を参考にしてみてください。
駐車場はいたるところにありますが、車道がめちゃくちゃ狭い上にバスが頻繁に行き来するのでそれを覚悟で運転した方がいいと思います。
駐車場も満車のところが多かった印象があるので、計画的に散策コースを考えた方がいいですね。
ちなみにですが、奥入瀬渓流を散策する際は十和田湖方面へ歩くコースをおすすめします。
上記のMAPのように焼山→子ノ口へ向かうコースですと多少登り道ですが、川の流れを眺めながら散策することができます。
三乱の流れ
豊富な水量にもかかわらず、緩やかな流れのなかにはほどよく配置された岩があり、さまざまな植物が生えています。
石ヶ戸の瀬
激しすぎず緩すぎない川の流れで、テレビのCMなどでも見かける「いかにも涼しげな流れ」がふんだんにあります。
「ケ戸」とはこの地方の方言で「小屋」の意味で「石ケ戸」とは石でできた小屋のこと。そして、この自然の岩屋には、一つの伝説が伝えられています。
―昔「鬼神のお松」という美女の盗賊がここをすみかとし、旅人から金品を奪っていたらしい。その手口は旅の男が現れると先回りして行き倒れを装い、介抱してくれた男の隙をみて短刀で刺し殺すとか。他にも男の背を借りて川を渡り流れの中ほどにさしかかるといきなり短刀で刺し殺したともいわれている。
阿修羅の流れ
奥入瀬渓流で最も有名なのがこの「阿修羅の流れ」。
テレビや雑誌、ポスターなどでも頻繁に紹介されているみたいです。
その名の通り激しく流れる水がつくりだす景観は、力強く豪快です!
雲井の滝
高さ約20メートルもあり三段になって落下するこの「雲井の滝」は、水量も豊富で渓流沿いにある滝のなかでも最も見ごたえのある滝です。
雲井の滝のすぐそばにある千筋の滝ですが、やはり雲井の滝と比べると迫力に欠けます。
他に高さ7m・幅20mの「銚子大滝」という滝があります。
私は車で横を通過しただけだったので写真は撮れなかったのですが、水量が豊富で豪快に水しぶきをあげる堂々たる滝なので、お時間がある方はそちらも是非行ってみてください。