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【4STEP】オーストラリアの仕事探し事情!ローカルとジャパレスの比較や仕事探しのコツなど




どうも、りゅじ(Ryuji)(@i_am_ryuji87です。

オーストラリアのシドニーに移住してきて早9ヶ月が経とうとしております。

まだ9ヶ月ですが、すでに4つ仕事を経験してきました。

私の経歴と状況
  • 日本で約5年ほど飲食経験あり
  • 英語の問題はない
  • 学生ビザ(クッカリーに通う学生)
  • 2024年現在はステーキハウスに勤務

これまでの仕事探しの経験を記録しておこうと思います。

この記事はこんな人におすすめ
  • オーストラリアで仕事を探している人
  • オーストラリアに留学・ワーホリする人
  • オーストラリアに移住する人

シェフやキッチンの仕事だけですが、仕事探しの参考になれば幸いです。

オーストラリア仕事探し事情!ローカルとジャパレスの比較や仕事探しのコツなど

仕事探しのコツ・仕事獲得までの4STEP

STEP❶レジュメ(履歴書)を作り込む

レジュメはCanvaで作成!

レジュメはCanvaのテンプレートを使って作成すれば簡単に綺麗なレジュメを作ることができるのでおすすめです。

ビサの種類や期限など聞かれることが多いので、あらかじめ記載しておきましょう。

職歴は応募する求人ごとにうまくアレンジすることをおすすめします。

できれば日本で職歴を作っておく

オーストラリアでは日本と違い経験が重要視される世界です。

未経験でも採用してくれる所もありますが、稀だと思っていた方がいいです。

キッチンで働きたくても経験がないと採用されないケースがほとんどでした。

安易に考えがちですが、思ったよりも仕事獲得するのはシビアな問題なのです。

可能であれば日本で経験しておけば、だいぶ優位になるのでおすすめです。

STEP❷働くための準備

オーストラリアで働くにはいくつか準備することがあります。

TFN

TFNとはオーストラリアの納税者番号で日本で言うマイナンバーのこと。

銀行口座

キャッシュジョブでなければ給与振り込み用の銀行口座が必要です。

Superannuationの口座

こちらは年金(superannuation)振り込み用の口座。

法律を守っている会社であれば給与の11%分のsuperannuationを会社が支払ってくれます。

まだSuperannuationの口座を所持してない場合は雇用されるときに新規で作成できるので、事前に準備する必要は特にありません。

Superannuationの会社もたくさんあって迷いますが、少し調べてみてください。

ちなみに私はHostplusという会社を使っています。

Hostplusは、ホスピタリティおよび観光業に従事する労働者を対象にしたFundですが、一般的な労働者にもオープンで、比較的低い手数料と運用費用でFundの提供をしているみたいです。

Police Check

オーストラリアの大きい会社で働くにはPolice Check(無罪証明書)を提出する必要がある場合が多い。

有効期限は半年だし毎度$50くらいかかるのでバカにならないので、こちらはいわれたら用意するくらいで大丈夫です。

RSA

こちはらアルコールを扱うお店ではRSAの資格が必要となってきます。

私はキッチンで働いているのでRSAを所持しておりませんが、ウェイターとして働きたいのであればRSAを取得しておきましょう。

STEP❸求人に応募する

ローカルの求人サイトはSEEKindeedがおすすめです。

個人的にはSEEKの方が見やすいのでSEEKを多用しています。

日本語の求人はシドニーだとJAMS.TV、QLD州だと日豪プレスで多くみられます。

地域によて人気の求人サイトが違うので、求人が多いサイトを探してみましょう。

求人は毎日チェック!

私は求人を見るのが趣味みたいなもので、ほぼ毎日JAMS.TVを拝読しております。

毎日見ていると色々わかってくることもあるのでおすすめです。

また、求人の応募はできるだけ早い方が良いに決まってます。

早ければ応募当日に返信がきて、翌日面接ってこともザラにあるので毎日かかさずチェックしましょう。

時期によって求人数が違う

日本では12月が1番の繁忙期と言われていますが、シドニーも例外ではありません。

繁忙期に備えて自然と求人は増えていきますが、逆に5〜8月は閑散期なので求人数も少ない傾向にあります。

レジュメ配りは効果ある?

個人的にはレジュメ配りはあまりおすすめしませんが、職歴や経験がない人が印象を残すという意味ではレジュメ配りは効果的かもしれません。

しかし、労力を考えると個人的にはオンラインで応募した方がよっぽど効率的です。

カフェで働いている知人の話ですと、毎日のようにレジュメを置いていく人が何人もいるそうです。

結局は「オンラインで応募して」と伝えるみたいですが、後を絶たないみたいです。

それでもレジュメ配りをする方に1つアドバイスできるとしたら、必ずレジュメはマネージャーに渡しましょう(マネージャーまで行き着かないと意味がないので。)

ツテを使うのが1番!

仕事探しで1番実感したのが人の繋がりはとても大事ということ。

正直友人の紹介で仕事をゲットするのが1番手っ取り早いです。

そんな現地に知り合いなんていないよーっていう人がほとんどだと思いますが、一応頭の片隅に入れておいてオーストラリアで交友関係を広げていきましょう。

STEP❹インタビュー/トライアル

書類審査を通過すると連絡が来て、インタビューまたはトライアルに進みます。

インタビュー

持ち物や服装などの指定がなければ特に準備するものはありません。

一応ラフすぎないシャツを着てインタビューに臨みましたが、飲食店などでは普段着で大丈夫な気がします。

インタビューは15分くらいで終わったこともあれば1時間もかかったこともあります。

自己紹介と職歴の説明はできるように準備をしておいて、質問事項も準備しておくのがベター。

トライアル

トライアルではある程度技量を見られるので、しっかり準備をしておきましょう。

キッチンで働く際はコックシューズの準備も必要です。

ジャパレスの場合は全身黒ってお店が多かったですが、ちゃんとしたレストランだとコックシャツやシェフパンツが必要な場合がほとんどなので準備しておきましょう。

黒TシャツはBIG Wのやつが$4.50と安いのに品質も良いので個人的におすすめです。

コックシャツやシェフパンツは各$50くらいします。

個人的にはClub Chefがリーズナブルでおすすめです。

ローカルとジャパレスの比較

ローカル

メリット
  • 給与水準が高い
  • 英語環境
  • 刺激が多い
  • レストランであればチップがもらえる
  • 自分のポジションの仕事だけすれば基本OK
  • 毎週給料日
デメリット
  • 慣れるまで英語がむずい
  • 慣れるまで精神的にシンドい
  • 知らない料理や食材山ほどあるから慣れるまでシンドい
  • 自分から聞かないと教えてくれないことが当たり前

ジャパレス

メリット
  • 日本食に携われる
  • 賄いが日本食
  • 英語レベルが低くても大丈夫(キッチンは英語不要なお店が多い)
  • 日本語が通じるから楽
  • 未経験でも可が多い
  • 面倒見がいい
デメリット
  • 給与低い
  • 違法なところが多い
  • 給料は2週間に1回払いのところが多い
  • 日本の変な上下関係やら式たりがある
  • シェフでも皿洗いをやらされる(日本のようにオールラウンダーを求めているお店ばかり)
  • 掃除に重点を置いていない傾向がある
  • ビザスポンサーちらつかせてスポンサーしないとかザラにあるので引っかからないよう注意

これまでの戦歴

Eastwoodの焼肉屋(面接→不採用)

JAMSで求人見つけて応募。

面接するも合否の連絡がない→不採用

この時はシドニーに来たばかりだったので英語環境にもこだわっていたし、給与も最低$30、できれば$32欲しいと話していたので仕方がないのかもしれないが、面接合否の連絡ぐらいしろ。

Crown SydneyのNobu(面接→不採用)

SEEKかindeedで求人を見つける。

ホテル系はホームページに採用ページがあるのでそこでアカウント作成して求人に応募するので、少し手間がかかる。

基本フルタイムを募集していることが多いが、Nobuで働いてみたかったのでダメ元で応募して「casualだけど働きたいんだけど」と聞いてみたら面接まで漕ぎ着けた。

しかし、担当者がクソすぎて話が二転三転四転し、いろいろ振り回された。

14:30-15:00の面接の予定時間で10分前には到着するようにとメールにも記載されていたから従順に守ったが、おかげで1時間半も待たされた!

15:45にやっとレストランのExecutive ChefとManager? が来て面接。

面接時間は30分の予定が15分に。

メールで形式的な連絡来たけど、理由がわからないのはやはりモヤっとするもんだな。

Surry Hillsの居酒屋(電話面接→トライアル→採用→1日で退職)

JAMSで求人見つけて応募。

立て続けに面接で落ちたのでメンタル撃沈状態ですが、生きていくためには数を打たないと採用されないので打ち続ける。

3時間もトライアルするところは稀だと今なら思う。もちろん無給。

1日で退職。もちろん無給。

主な理由は、

  • 学校のスケジュールと合わなかった(無理をしてならいけそうだった)
  • 冷蔵庫の中グチャグチャで整理整頓できてなく働いててストレスだった
  • 店主の特定の従業員への態度が横柄すぎてドン引きした
  • 最初の2週間はキャッシュで時給$18、その後最低賃金の$28.33

ICC(ツテ→採用→5週間で退職)

彼女から紹介してもらう。

職場見学後、働けるようになる。

時給は$24.54のカジュアルで$30.675。

CertificateⅢを持っていればもっと時給は上がっていくので、オーストラリアでは職場によってはクッカリーの資格が物を言うことがある。

コンベンションセンターでイベントが多く行われ、1,000人規模のファンクションの食事を作るのが仕事。

レストランとは違ってもはや工場って感じ。

職場の雰囲気は優等生ばかりで、人の揚げ足を取る人が多い感じで空気が重い感じ。

個人的には知らない・食べたことのない料理ばかりで戸惑いしかなく、自分が無力だと感じたがとても勉強になった。

5週間で辞めた理由は、

  • 施設が1ヶ月以上閉業する予定だった
  • 個人的に攻撃を受けブチギレた

12月の中旬から閉業し、1月か2月に再オープンすると聞く。

12月は学校が3週間holidayなので無制限に働ける期間に仕事がないのは生きていけないと思い他の仕事を検討していた。

そんなときに知らんトルコ人の上の役職のやつにやたらしつこく自分だけ注意される。

一度上司にやり方を教わり、言われた通りにやるも再度そのトルコ人になんやかんやうるさくいわれて、さすがにブチギレてその日で退職。

彼女からの情報曰く、そのトルコ人はよく問題を起こす人らしい。

Martin Place近くのステーキハウス(ツテ→トライアル→現在も勤務中)

彼女のツテでトライアルに漕ぎ着く。

トライアル(有給)を無事パスして無事採用してもらう。

それもCookではなくChefとして採用してもらう。

働き始めた時期が繁忙期の始まりだったので、休憩を取れないことが多かったし、同僚も余裕がないから教わることも難しい状況だった。

時給は$26.18のカジュアルで$32.725。

チップも少ないながらももらえて最高!

現在も不満がないわけではないですが、なんだかんだ働き続けております。

North Strathfieldのラーメン屋(面接→採用→6週間で退職)

ダブルワーク先を探していて、JAMSで求人見つけて応募。

ステーキハウスのシフトも時期によっては安定してもらえないことが多く、生活が苦しい週もありました。

1時間の面接を経て、無事採用される。

トレーニング期間(約2週間)は$26。

その後$29でしたが、週末のペナルティは適応されない。(違法)

労働環境はサウナで働いているみたいで、36歳の体には堪える!

もちろんパンツ、靴下までビチョビチョです。

夏は働ける環境じゃない。

給料はまさかの1ヶ月後にようやく支払われる。

6週間で辞めた理由は、

  • ダブルワーク+学校は36歳にはかなりシンドかった
  • 過酷な労働環境(サウナ)
  • ラーメンスープの勉強は多少できたが、たぶんこの先しばらくはフライヤーと餃子ポジション
  • レベルの高いことを求められているのはわかるが、自分には見合うスキルがない。環境が整っていないのにそれを求められても無理(理不尽)
  • 最初からちゃんと教えてくれれば問題なかったのだが、後から次々と言われることが多すぎてストレスでした(理不尽)

辞めて3週間経つが、今だに支払われていない給料は果たしてもらえるのだろうか?

Payslipがないのでちゃんと支払われているのかも不明。

Superannuationも支払われているのかも不明。

ということで、月払いの給料が無事振り込まれたので、これにて無事完結。

6週間だけでしたが、ラーメン作りを多少学ぶことができたし、賄いのラーメンは美味しかったので良い経験ができました。

Ichiba/Sake Ginza(面接→不採用)

JAMSで求人見つけて応募。

面接するも合否の連絡がないので、再度メールするも応答なし。