YouTube "Route 87" | 35歳からオーストラリアのシドニーでシェフを目指す男の日常をお届け。

【青森】神秘的な青い池!世界自然遺産白神山地にある十二湖の1つ「青池」。




2020年11月に青森県の白神山地を訪れたのですが、大雨で散策できず。

そのリベンジとして、今回2021年7月に再び白神山地へ!

前回と違い今回は十二湖、特に有名なのが青池と呼ばれる神秘的な青い池を回る1時間くらいのトレッキングコースを散策しました。

この記事はこんな人におすすめ
  • 白神山地や十二湖、青池について知りたい人
  • 実際のトレッキングコースの様子を知りたい人
  • 世界自然遺産白神山地や十二湖に興味がある人

世界自然遺産 白神山地と青池

白神山地と十二湖と青池

白神山地とは

「白神山地」とは、秋田県北西部から青森県南西部にまたがる130,000ヘクタールにも及ぶ広大な山岳地帯の総称です。

そのうち16,971ヘクタール人の影響をほとんど受けていない原生的なブナ天然林で、世界最大級の規模で分布している事が評価され、1993年12月に世界自然遺産として登録されました。

十二湖とは

十二湖」とは、青森県側にある白神山地西部に広がるブナ林に散在している大小33個の湖沼群を指します。

十二湖という湖沼群は、何らかの原因により川がせき止められて形成されたのではないかと言われています。その原因の一つが1704年の能代大地震による崩山(くずれやま)の崩壊が考えられています。

十二湖という湖沼群の総称名の由来については、「大崩(おおくずれ)から見ると湖沼数が12見えるから」と言われたりしますが、何を基準に12としたかは詳しくは分かっていません。

ちなみに偶然にその面積が10,000㎡を超える湖沼数が12となっています。

青池はなぜ青くみえるのか

まだ研究中みたいですが、一番有力なのは太陽光の吸収と反射による作用であると言われています。

簡潔に言うと青池」は濁りが少なく透明度が高いため、赤色を吸収する水本来の性質が際立ち、青く見えるとのこと。

青池の水の光吸収測定や分析結果から、何かが水に溶けて青いのではなく、高い透明度と水以外の着色性溶質および懸濁物が極めて低濃度であるために、青い液体という水本来の性質が際立っているためと考えられています。

しかし、透明度の高い水は赤色の光を強く吸収する性質があるが、泥や植物プランクトンなどがあると光が散乱するなどの理由で普通は青く見えません。

青池はブナの原生林に囲まれており、そのブナ林が高性能なろ過および浄化装置の役割を果たすため、高純度の透明度が高い湧き水を生成していると考えられます。

そして水に吸収されずに残った光の中の青色の波長が、水底の白い凝灰岩に反射して青色が一層際立つため青く見えるといわれています。

朝は比較的明るい青、午後遅くなると群青、夕方にはさらに暗い青に見えると言われています。

最も鮮やかな青を見られるのは、夏至の前後の2カ月(5月下旬から7月下旬ごろ)の正午ごろみたいです。

十二湖トレッキング

トレッキングプラン

今回は青色の1時間のトレッキングコースを散策しました。

1時間コースでもアップダウンが激しいところもあるので、体力に自信がある方は2時間コースや4時間コースも挑戦するのもいいと思います。

森の物産館キョロロ

森の物産館キョロロ
森の物産館キョロロ看板
森の物産館キョロロ
森の物産館キョロロ

出発地点の森の物産館キョロロ

お土産が売っていたり、軽食も売っているので小腹が空いている人はこちらで。

トレッキングが終わったら、ミルクが濃厚で美味しいソフトクリームがおすすめ!

コインロッカーもあるので、不要な荷物は預けることもできます。

森の物産館キョロロ駐車場料金
有料駐車場料金

キョロロには駐車場があるので、ここに車を駐車してトレッキングへ行きましょう。

脚力に自信がある方やお急ぎでない方は、下にある無料駐車場に停めて歩いてもいいかもしれません。

十二湖案内図

十二湖案内図
十二湖案内図

歩き始めると見えてくる十二湖案内図。

地図上の太線のコースを今回は散策します。

鶏頭場の池・休憩所

鶏頭場の池・休憩所
鶏頭場の池・休憩所

歩き始めてすぐに鶏頭場の池・休憩所が見えてきたので、とりあえずいってみることに。

野鳥撮影隊
野鳥撮影隊

すると野鳥撮影隊がオレンジ色の野鳥を撮影していました。

このオレンジ色の鳥はカワセミの一種のアカショウビンと呼ばれる渡り鳥だそうです。

湖畔近くには休憩所があるので、ゆっくりと美しい池を眺めることもできます。

鶏頭場の池

歩いてすぐ左手に見えてくる鶏頭場(けとば)の池。

上空から見ると鶏の頭の形に似ていることからこの名前がついたそう。

池が鏡のように反射する風景はなかなかの絶景です!

別れ道

途中別れ道があり、一瞬焦りましたが表示通り左側を進みます。

ここらへんの道はしっかり舗装されているので歩きやすいです。

青池

出発から10分ほどで青池に到着。

遠目から見ると全然青くなかったので、しょぼいのかと少し心配になってました。

しかし、デッキの登って近づいて見ると本当に青くて感動!

コバルトブルーの神秘的な青池

水深が約9メートルもあるのに水底までキレイに見えます。

陽が当たる時と当たらない時で色合いが全然違いますね。

この日訪れたのは10時半から11時頃でしたが、なかなかベストショットを撮るのは難しかったです。

青池の青が最も映えるのは晴れの日の午前11時前後と言われています。

季節によって見え方が変わるそうで、太陽の日照角度が高い4~8月が見頃!
特に一番綺麗に見えると言われているのは6月頃だそうです。

ブナ自然林

青池からブナ自然林へ続く上りの階段が結構急で長くて1番シンドい難所です。

階段を上り終えたのがちょうど11時。
急に陽が差してきたので再び青池に引き返すも青池には陽が差してなくて無駄足になりました。笑

階段を上り終えると目の前に広がるのがブナの自然林。

大自然の迫力に圧倒されます!

木々の幹の太さが違うのが自然の証みたいです。

見渡す限りのブナ林の中で、思う存分森林浴を楽しみました。

草木が生い茂っているところも

沸壺の池へ向かう道中の写真です。

道は舗装されているの歩きやすいですが、所によっては草が生い茂っているので長ズボンで行くことおをお勧めします。

ヘビが出たので要注意!

沸壺の池

ブナ林を抜けると見えてくるのが「沸壺の池」。

この沸壺の池は青池に匹敵するほどの美しさ透明度を誇ります!

十二湖の中でも青い池は「青池」とこの「沸壺の池」だけです。

青池と肩を並べるくらいめちゃくちゃ綺麗な池でした!

十二湖庵

沸壺池の湧き水
沸壺池の湧き水

沸壺の池から先へ進むと大きな道に出ます。

右へ進むと出発地点に戻るのですが、左に50mほどいくと現れるのがこの「十二湖庵」という休憩所。

ここでは「平成の名水100選」にも選ばれた美味しい沸壺池の湧き水を飲めます。

お抹茶とお菓子
お抹茶とお菓子

また、沸壺池の湧き水で点てたお抹茶とお菓子を無料でいただけます。

無料ではありますが、お心づけ箱があります。
美味しいお抹茶とお菓子をいただき一休みしたら、お礼として気持ちを収めましょう。