石川県金沢駅から始まり、能登半島を一周して富山駅までいくこの旅路。
初日は輪島温泉にて宿泊。
輪島で宿泊するメリットはなんといっても、翌朝に日本三大朝一のひとつでもある輪島朝市にいけることだろう。
あとは日本海の海の幸、特にのどぐろを目当てに北陸へ行くといっても過言ではないかと!
- 能登半島の旅行を計画中の人
- 輪島付近で宿を探している人
- 能登半島の海の幸を堪能したい人
Contents
輪島温泉 八汐
- 部屋や露天風呂から見える日本海の景色は絶景!
- 能登の郷土料理や海の幸を堪能できる!
- のどぐろの脂の乗り具合は当たり外れがあるかも?
どんなお宿?
日本海を一望できる温泉宿
綺麗な部屋からは日本海を一望でき、日頃の雑踏から離れた空間でゆっくり過ごすことができます。
泉質はナトリウムーカルシウム塩化物泉で潮の味がするお湯です。
温泉水は大浴場のみに使用しているとのこと。
というのも、実は旅館に直接温泉が流れているわけではなく、輪島市内の二号源泉より湧出の温泉を専用車にて運んでいるそうです。
大浴場は輪島港がみえる大浴場と内風呂の2種類があり、その2つの大浴場を朝、夕で男女入替制になっており、1泊で両方の異なるお風呂を楽しむことができます。
輪島港がみえるお風呂からは輪島港の漁火や朝日を眺められ、港町の風景をまるで一枚の絵画のように楽しむことができます。
アクセス
住所:石川輪島市鳳至町袖ヶ浜海岸
電話:0768-22-0600
駐車場:あり
アクセス:金沢駅から奥能登特急バスで約2時間で「輪島駅ふらっと訪夢」
ホームページはこちら
輪島朝市には車で5分、徒歩でも20分ほど行ける距離にあります。
また、有名な観光スポットの白米千枚田にも20分程度で辿り着くのでとても利便が良いです。
費用
宿泊日が2020年11月21日の三連休中ということもあり、1人26,400円でした。
通常平日であればこの値段で2人泊まれると思うと、なかなかエグい金額です。笑
それでは、いただきます!
おしながき
今回は郷土の四季の味覚を味わえる会席料理にお目当ののどぐろの塩焼きをプラスしたコース。
食前酒のノンアルの梅酒で乾杯!
前菜:能登の珍味など
酢の物:本日の酢の物
わさび風味のピリ辛な貝、ゆず入りのイカの塩辛などの珍味。
珍味だけでもお酒が進んでしまいます!
酢の物はぬたと一緒に。
カニやミョウガをさっぱりといただけます。
御造里:日本海の幸三種盛り
甘エビ、イカ、ブリ。
石川の日本酒といただくと最高に美味しい!
鍋物:能登名物いしる鍋
「いしる」とは魚を原材料とした魚醤で、能登の郷土料理です。
魚だけではなく、イカを原料とした魚醤のいしるもありお土産に買って帰りました。
魚醤は魚・イカと食塩だけで作られているので、単体だと結構魚醤の匂いを感じますが、鍋にするといい感じの塩っ気と香りになり美味しい!
御凌ぎ:素麺
輪島は古来、素麺産地として栄えた時代があり、織田信長や前田利家にも献上されたと言われているくらい縁とゆかりのある食べ物みたいです。
だからと言って特別めちゃくちゃ美味しい素麺ではなく、普通に出汁が美味しい素麺でした。
焼き物:のどぐろの塩焼き
お目当ののどぐろの塩焼き!
初めて食べた時の衝撃を忘れられなくて、この味を求めて再び北陸へ足を運んでしまう。
今回ののどぐろの塩焼きののどぐろは結構小ぶりなサイズ。
サイズなんておいしさには関係ない!って思いながら一口食べると
「んん??あれ?」
「これ本当にのどぐろ??」
ってくらい、全然脂が乗ってなくて残念でした。
普通の白身の魚ってくらい全然脂が乗ってなくて、逆に驚いた。
のどぐろも時期や個体差によって、まったく別の魚になるってことを知れていい勉強にはなりました。
揚物:輪島ふぐの唐揚げ
「輪島ふぐ」とは輪島港で水揚げされた天然ふぐで、漁獲量は2年連続、7回目の日本一となっています!
ふぐはふぐ刺しやてっちり鍋などでいただくことが多いですが、個人的にはふぐの唐揚げがベストの食べ方だと思ってます。
ふぐは食感はいいけど淡白なので刺身で食べてもそんなに旨味を感じられるわけでもないですが、ふぐの唐揚げは醤油などで下味がついた上で食感がプリッぷりで最高なんです!
煮物:本日の煮物
ぶり大根、味がしみていてとても美味しい。
ここにも柚子の皮がのっており、爽やかな後味に。
蒸物:茶碗蒸し
茶碗蒸しも普通に美味しい。
普通に美味しいことは当たり前ではないのだが、表現がむずかしい。
御食事:能登こしひかり 香の物 田舎味噌仕立て
日本酒が美味しい街のお米はおいしい。
石川県も例外なく能登こひかりがめちゃくちゃ美味しい!
デザート:本日の水菓子
さっぱり柑橘系のゼリー。
爽やかな味わいで食後に最適。
朝食
こちらは朝食。
鍋の中身はお味噌汁。
熱々のお味噌汁をいただけるのは嬉しいですね。
網で焼いているのは能登ふぐの干物。
身がプリッぷりでご飯がすすんでご飯泥棒!
ごちそうさまでした!
綺麗なお部屋や大浴場で日本海を眺めながらゆっくりと過ごすことができました。
会席料理はのどぐろ塩焼の脂がのってなかったのは残念でしたが、それ以外は大変満足できました!
輪島朝市や白米千枚田へのアクセスも良いので、能登半島周遊の旅を考えている方には輪島で一泊することをすごくお勧めします!