2021年7月2日〜4日で青森秋田へ旅行へ行きました。
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雲昌寺のアジサイをあとにして、男鹿半島にある2日目の宿がこちらの「秋田男鹿温泉郷 元湯 雄山閣」。
なまはげ伝説と効き湯の郷、男鹿温泉郷の高台に位置する正当和風旅館です。
- 男鹿半島で宿を探している人
- なまはげの湯に興味がある人
- 秋田の郷土料理を堪能したい人
Contents
男鹿温泉郷 元湯 雄山閣
- 源泉直行のなまはげの湯は迫力もあり圧巻!
- 男鹿や秋田の食材を使った秋田の郷土料理や名物料理を堪能!
- 客室は広々とした落ち着いた和室でゆっくり時間を過ごせます。
- エレベータがないので、館内の移動が困難。
- 未収学児の受け入れ不可。
どんなお宿?
なまはげの湯
自館専用の源泉を所有しており、毎分200L湧出の天然温泉を、大浴場男女・露天風呂男女の4つの浴槽にかけ流し入れております。
普段は茶褐色のお湯が緑色や白色に変わる日があり、“なまはげの御機嫌次第?”との噂です。
お湯は、源泉をそのまま浴槽に「噴き流し」ています。
男鹿の守り神である、「なまはげ」の口から、勢い良くお湯が「噴き出す」様子は圧巻!!
まさに、なまはげの叫び声のようです。
湯管が3ヶ月で塞がる程湯の華もたっぷりです。
泉質:ナトリウム塩化物泉
効能:慢性関節リウマチ、慢性筋肉リウマチ(特に腰痛)、神経痛、坐骨神経痛、
神経炎、創傷、痛風、尿酸素質、慢性皮膚炎など
源泉温度:53.0℃
温泉使用量:200ℓ/分
加水:なし
利用形態:源泉かけ流し
浴槽:内湯2・露天2
- 入浴料 700円
- ご利用時間 11:00~14:00(最終入館13:30)
雄山閣の予約をする前の注意事項
お子様の受け入れについて
当館では未就学児のお子様の受入を不可とさせていただいております。
館内の階段について
当館はエレベーターがなく、館内の移動は階段です。
客室は客室は1階と2階(こうらん・さつき・うぐいす・松風は2階)がございます。
また、温泉は1階から階段を約30段ほど下がった場所にございます。
実際泊まった印象は、階段は結構急だったので足が悪い方には結構厳しいかもしれません。
アクセス
住所:秋田県男鹿市北浦湯本草木原52
電話:0185-33-3121
駐車場:宿入り口前
総部屋数:15室
ホームページ:https://yuuzankaku.co.jp/
それでは、いただきます!
本日のお献立
さまざまな秋田県の郷土料理が食べれるのは旅の醍醐味でもあり、とても嬉しいですね。
お酒
秋田の地酒の高清水。
日本酒度+8度のキレと、氷温貯蔵-5度の風味。
爽やかな香りと上質の味わいが特徴のお酒です。
こんな感じの前菜やお造りがあるので、お酒が止まりません!
秋田の前菜
左のイカから時計回りに
- イカ松前漬け
- もずく酢
- 寿司ハタハタ
- 梅貝
青森や秋田県はもずくが有名なのか頻繁に食事に出てきます。
もずくの種類によって食感が違うのでおもしろい!
秋田県の県魚であるハタハタも初めて食べました!
ハタハタ寿司は、お米と麹を使った発酵寿司で北国秋田県 の伝統食であり、保存食でもある郷土食です。
お造り
- 鯛
- イナダ
- アイナメ
- カメノテ
- 鱸
お造りは白身魚中心のラインナップです。
歯ごたえが良いものや、脂がのっている刺身は日本酒との相性抜群でつい飲み過ぎてしまいます。
そして、強烈なビジュアルのカメノテ!
テレビでは拝見したことありますが、初めましてのカメノテ。
外側を向いて中身を食べると、旨味がある貝で美味しかった!
酢の物
鯖錦糸巻きと季節野菜黄身酢がけ。
あんぷら餅
男鹿田舎料理のあんぷら餅。
あんぷらとは秋田の方言でじゃがいものことをいいます。
あんぷら餅はすりおろしたじゃがいもに片栗粉などを加えお餅状にしたもので、じゃがいものホクホク感にモチモチ感が加わった食感が楽しい料理です。
プリプリしたあんぷら餅が入っているこのお汁との相性がよくとても美味しかったです。
鱸白味噌香味焼き
鱸と書いて「すずき」と読むことをこの日に学びました。笑
分厚い鱸の身は柔らかく、脂がのって美味しかったです。
鯨かやき
こちらもお初におめにかかる鯨かやき。
塩くじらを使ったみそ汁は、「くじらかやき」とも言われ、秋田の夏料理の定番料理です。
昔はこの汁物から夏の重労働を克服するための脂肪と塩分を補給したみたいですよ。
春はみず、夏にはなすを一緒にいれるそうです。
細長い白いやつがくじらの脂身の塩漬けで「塩クジラ」とよんでいるみたいです。
クセはなく、コリコリしていて美味しかったです。
サザエのつぼ蒸し
肝まできれいに取り出して食べると日本酒と最高な一品。
シンプルだけど、こういうのは嬉しい。
エイ唐揚げ
エイの唐揚げは初めましてだったかもしれません。
ふんわりコリコリで鶏肉にも似ているかのような食感で美味しい!
石焼料理
男鹿名物の「石焼料理」。
カワハギ・ワタリガニ・エビが入っています。
古くから伝わる地元の漁師めしをもとに、男鹿温泉郷にお越しいただくお客様に楽しんでいただこうと昭和の中頃に創案された名物料理です。
元湯 雄山閣HPより
真っ赤になるまで焼いた溶結凝灰岩(ようけつぎょうかいがん)という男鹿の石を、新鮮な魚介と汁を入れた木桶に投げ込み、短時間で一気に加熱することで、魚介に旨味を閉じ込め、しっかりとした身の食感も味わえます。
お客様の目の前で音と湯気をあげて沸き上がる迫力ある演出、繊細な調理法によって旨味を最大限に引き出した魚介、香ばしい味噌の風味ただよう味わい、目と耳と舌で味わう男鹿を代表する名物料理をぜひお楽しみください。
目の前で豪快に作ってくれたので目と耳でも料理を楽しめました。
魚介の旨味が詰まっていて美味しかったです。
石焼料理を作っている様子は下記のinstagramから見れます
トウモロコシご飯
香の物
ほんのりと薄味で味付けされたご飯に、とうもろこしの甘み味わえるとうもろこしご飯。
いぶりがっことミズ浅漬け。
秋田名物のいぶりがっこ。
秋田では漬物のことを「がっこ」と呼び、大根を桜や楢の木で燻したものを糠漬けにしたものが「いぶりがっこ」です。
燻香とパリパリの食感がクセになります!
チーズとの相性も抜群で、都内の居酒屋でもよくチーズと一緒に提供されてます。
鯨かやきにも入れる「ミズ」とは、秋田県民が一番食べている山菜みたいです。
特徴は「シャキッ」とした歯ざわりと「トロッ」とするダブルで味わえる食感。
歯ごたえがあり、くせやあくがないのでいくらでも食べられます!
紫陽花ゼリー
雲昌寺で有名な紫陽花を連想させる鮮やかなブルーの紫陽花ゼリー。
さっぱりしていて食後の甘味にぴったり。
朝食
朝食も秋田の食材や郷土料理が満載です!
炊きたての秋田こまちはなによりものご馳走!
ハタハタ生姜にはご飯泥棒ってくらいご飯が進みます。
他にも秋田名物のじゅんさいや地元のお豆腐屋さんの豆腐など、こだわりがいっぱいでした。
ごちそうさまでした!
なまはげの湯は唯一無二の温泉で、迫力があり圧巻されました!
料理は地産地消で秋田の食材を使い伝統料理や郷土料理を堪能できました。
お米や日本酒が美味しい県は間違い無いですね!
部屋は広々とした和室でゆっくり過ごすことができました。
しかし、館内の移動は階段しかなく、特に温泉に入るのに30段の階段の上り下りをしなくてはいけないのは若者にとっても結構しんどかったです。
唯一無二のなまはげの湯や秋田の郷土料理を堪能できるので、一度は訪れてみてはいかがでしょうか。