9月に群馬県にある「道の駅川場田園プラザ」へ立ち寄った際に、都内ではあまり見かけない生唐辛子がファーマーズマーケットで売っていたので買って帰りました。
「道の駅川場田園プラザ」の記事はこちら
購入する際にレジの店員さんに「お目が高いですね!笑」と言われたので、なかなか購入する人は少ないのかと思いますが、購入して本当に良かった!と思います。こんな大量の生唐辛子がなんと破格の250円!
今回生唐辛子を購入するきっかけとなったのは、タイ料理には欠かせない「プリックナンプラー」と呼ばれる唐辛子のナンプラー漬けが大好きで、自分でも作りたいなと長年思い続けていました。
タイ料理のレストランや屋台に行くと、テーブルの上に4種類の調味料を見かけたことがあるかと思います。この卓上の調味料セットは「クルワンプルン」と呼ばれており、自分で好みの味に味変して食事をするのがタイでは一般的です。その中の1つが「プリックナンプラー」なんです。
- ココナッツシュガーもしくは砂糖(ナムターン/Nam Taan)
- 粉とうがらし(プリックポン/Phrik Pon)
- 唐辛子のナンプラー漬け(プリックナンプラー/Phrik Nam Plaa)
- 酢漬け唐辛子(プリックナムソム/Phrik Nam Som)
「プリックナンプラー」を料理にかけるだけで、ナンプラーの風味と唐辛子の辛さで味変でき、まったく別の料理になってしまうほどの威力がある、辛い物好きにはたまらない調味料なんです!
今回生唐辛子を購入して①乾燥唐辛子②唐辛子オイル③プリックナンプラー④唐辛子だし醤油漬けの4種類を作ってみたので、簡単に作り方をまとめました。
①乾燥唐辛子
乾燥唐辛子は、生唐辛子を枝ごと風通しがよいところに干しておくだけです。
乾燥しきるまでに3週間〜1ヶ月ほどかかりますが、放置しておくだけでできるのでお手軽につくることができます。
また、めちゃくちゃ日持ちもするので使い道が決まっていなければ、全部干しちゃってもいいかもしれませんね。
しかし、干し始めの最初の1週間くらいはかなり異臭が漂うので、部屋に干す際は注意が必要です。
- 放置してるだけで簡単に作れる
- めちゃくちゃ日持ちする
- 最初の1週間くらいは臭う
②唐辛子オイル
- 生唐辛子:適量
- 米油:適量
- 空き瓶
- 枝から生唐辛子をハサミで切り落とす
- 切り落とした生唐辛子を水で洗って汚れを落とす
- 洗った生唐辛子の水気をしっかりとる
- 生唐辛子に爪楊枝で数カ所穴をあける
- 空き瓶は煮沸消毒して、水気を取り除く
- 空き瓶に米油と④の生唐辛子を入れて完成
- オイル漬けする際は生唐辛子のヘタは残すこと
- カビ防止のため、水気はしっかりとること
- 爪楊枝で穴をあける数によって辛味の抽出度合いが変わる
- 使う油はクセの少ない米油がおすすめ
唐辛子オイルのおすすめの料理はレンコンのきんぴら。唐辛子オイルを使用して調理すると、いい感じに辛味が出てピリ辛で美味しいきんぴらを作ることができます!
③プリックナンプラー
- 生唐辛子:適量
- ナンプラー:適量
- 空き瓶
- 枝から生唐辛子をハサミで切り落とす
- 切り落とした生唐辛子を水で洗って汚れを落とす
- 洗った生唐辛子の水気をしっかりとる
- お好みの大きさに細かく切る
- 空き瓶は煮沸消毒して、水気を取り除く
- 空き瓶にナンプラーと④の生唐辛子を入れて完成
- カビ防止のため、水気はしっかりとること
- ナンプラーはお好みでチョイス
- 一般的に言われているプリックナンプラーより日持ちする
今回使用したナンプラーは、急に思い立って作ろうと思ったので近場のスーパーで購入したヤマモリのナンプラー。
このナンプラーの原材料は、カタクチイワシ・食塩・砂糖とシンプルなものしか入っていないタイプです。旨味調味料や発酵調味料など加えて味の調整がされているタイプのナンプラーも売っているので、そこはお好みで選んでください。
こちらは本場のタイで1番有名なナンプラーで、本当だったらこちらのナンプラーを使用したかったです。こちらも原材料はカタクチイワシ・食塩・砂糖とシンプルなものだけで作られています。
今回作ったプリックナンプラーはシンプルに生唐辛子とナンプラーを使用して作ったものですが、他にもニンニクとライムをさらに加えて作ってあるプリックナンプラーもあります。そこは完全にお好みだと思いますが、日持ちをさせたいことを考えるとシンプルなプリックナンプラーの方が良いかと思います。ニンニクやライムは食事中に別途加えれば問題ないですからね。
唐揚げなどの揚げ物にかけたり、餃子にかけたり、冷奴にかけたりといろんな料理の味変として後がけするのにおすすめです。
③唐辛子だし醤油漬け
- 生唐辛子:適量
- だし醤油:適量
- 枝から生唐辛子をハサミで切り落とす
- 切り落とした生唐辛子を水で洗って汚れを落とす
- 洗った生唐辛子の水気をしっかりとる
- お好みの大きさに細かく切る
- だし醤油の容器に④の生唐辛子を入れて完成
- カビ防止のため、水気はしっかりとること
- だし醤油はお好みでチョイス
今回使用しただし醤油は青森に行った際に購入した、ほたて貝醤入りだし醤油の「ほたて醤油」。
この「ほたて醤油」は確かに普段使いの醤油としてはめちゃくちゃ美味しいんですけど、思っていたよりもだし感が弱くて「これ1つで料理の味が決まる!」ってだし醤油ではないんです。普段使いの醤油以外で他にうまく活用できないかと思っていたので、今回生唐辛子を漬けてみました。
めちゃくちゃ美味しい醤油に生唐辛子を漬けて辛さも加わったので、不味くなるわけがないですよね。もちろん味変のための後がけ醤油として使うのもいいですが、調理に使う醤油としても大活躍してくれているのでおすすめです。
生唐辛子は秋口にスーパーに出てくるので、興味があればぜひ作ってみてください。