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【草津温泉】湯守がいる老舗高級旅館「奈良屋」の温泉最高。嬉しい一休ダイヤモンド特典も。




2021年9月18日に久しぶりに群馬県の草津温泉へ行ってきました。

今回の旅では、草津温泉へ行く道中に群馬県沼田市まで足を伸ばし、上州沼田とんかつ街道の「とんかつまるきち」でランチに美味しいとんかつをいただきました。

これまで日本国内いろんな温泉地に行ってきましたが、草津温泉のお湯が1番好きなんですよね。
その草津温泉の中でも高級老舗旅館である奈良屋へ初めて宿泊してきました。

この記事はこんな人におすすめ
  • 草津温泉の老舗高級旅館について知りたい人

奈良屋

KiDオススメ度

評価 :3/5。
  • 明治10年創業の老舗旅館でありながらも、綺麗で情緒あふれる館内は居心地が良い空間!
  • 温泉は白旗源泉から引いており、職人湯守が作りあげる最高な湯!
  • コンビニと湯畑まで徒歩1分という好立地!
  • 一休のダイヤモンド会員特典のスイーツ + ドリンクサービスが最高!
  • 高級老舗旅館という期待があったせいか、料理と接客がイマイチでした。

どんなお宿?

湯守がいる宿

日本の伝統文化のひとつに「湯守」という職人がいます。

その歴史は古く、江戸時代に温泉(源泉)の管理人として土地の領主から
湯守の地位が与えられたことに始まります。

奈良屋の湯は、そんな伝統文化を今にいたるまで受け継ぎ、
何代にも渡る湯守の技や想いは先代から後輩へと伝承されてきました。

奈良屋HPより
草津最古の白旗源泉
草津最古の白旗源泉

草津の名所である湯畑のすぐそばに建つ奈良屋は、湯畑の南西側で湧出している「白旗源泉」を引いています。

その白旗源泉は1193年8月3日に源頼朝が発見し入浴したと伝えられている、草津の中でも歴史ある源泉です。

草津最古の白旗源泉
草津最古の白旗源泉

草津温泉で最古の源泉とされる「白旗の湯」。
そして「徳川将軍御汲上の湯」と称される白旗の湯は、草津でも質の良い源泉と評判です。

自然の傾斜を活かした引湯で奈良屋では職人『湯守』の手仕事により、まろやかな湯をつくりあげております。

明治10年創業の高級老舗温泉旅館

奈良屋
奈良屋

さすが高級老舗温泉旅館という重厚感のあるたたずまいで、昼間よりも夜の方がより一層高級旅館感がでてます。

奈良屋
奈良屋

入り口は広々としていて開放感があります。

フロント

フロント
フロント

15時半頃だったので、フロントには宿泊客であふれていました。

ウェルカムドリンク
ウェルカムドリンク

受付の順番が来るまでウェルカムドリンクのハーブコーディアルを飲みながらしばし待ちます。

客室

5F廊下
5F廊下

癒しと温もりにあふれ、日本伝統の風情が感じられる畳敷きの廊下。

客室
客室

温かみのある洗練された客室は、堅木張りの床、梁のある天井、落ち着いた色合いが特徴的。

費用

2021年9月18日(土)1泊2食付きの宿泊にかかった費用は1人40,150円でした。

これは予約時にかかった金額なので、夕食時のお酒代は含まれていません。
なので実際はもう少しかかってます。

今回予約したプランは【秋の味覚会席プラン】松茸などの旬の食材を使用したお料理に舌鼓み。
ただし、松茸は国産ではないみたいです。

高級老舗旅館で部屋も温泉も大変良かったのですが、食事と接客が高級老舗旅館のイメージと値段に見合わないと感じてしまいました。(週末料金なので値段が高いかもしれませんが)

アクセス

湯畑からの奈良屋
湯畑からの奈良屋

奈良屋は草津の観光名所である湯畑まで徒歩1分かからないという好立地にあります。
近くにセブンイレブンがあるので、めちゃくちゃ便利です。

    住所:群馬県吾妻郡草津町草津396
  電話番号:+81279882311
   駐車場:離れた場所にあり(無料送迎してくれます)
チェックイン:14:00〜
   定休日:なし
   支払い:現金/ クレジットカード
ホームページ:https://www.kusatsu-naraya.co.jp/

夕食

お品書き 秋の味覚

お品書き 秋の味覚
お品書き 秋の味覚

楽しみにしていた【秋の味覚会席プラン】松茸などの旬の食材を使用したお料理に舌鼓みの会席料理のコースをいただきました。

食前酒

食前酒
食前酒

食前酒はたぶん梅酒だった気がします。

月見(前菜)

月見(前菜)
月見(前菜)
  • 菊カボス 茸ポン酢
  • 満月豆富 兎胡麻豆富 ブロッコリースプラウト
  • 鮎甘露煮
  • 丸十蜜煮
  • 銀杏松葉

豆腐を満月に見立てた満月豆富と兎胡麻豆富で秋を見事に演出しております。

丸十とはさつまいものこと。日本料理の献立には「丸十」とよく表記されております。

さつまいもの産地は鹿児島県が有名ですが、昔の鹿児島県に位置する薩摩藩島津氏の家紋が丸に十字であることが由来だとされているとか。

秋祭(椀)

土瓶蒸し
土瓶蒸し

こんな大きくて変わった形をした松茸が土瓶蒸しに入ってました。笑
テレビとかで見る松茸と形が全然違うので、本当に松茸なのか疑ってしまいますね。

土瓶蒸し
土瓶蒸し

【秋の味覚会席プラン】のメインと言っても過言ではないこの土瓶蒸し。
松茸の香りを楽しめるのはこういうシンプルな一品だと思います。

土瓶蒸しには、松茸、海老、鱧名残り、鶏肉、銀杏、紅葉麩、三つ葉酢橘などが入っていました。

すごく上品で薄い味付けなので、秋の香りを堪能することができました。

落ち葉遊び(造里)

造里
造里
  • 鉢鮪
  • 銀ひかり
  • 甘海老
  • あしらい一式
  • アボカドディップ

銀ひかりとは、海がない群馬県が生んだ最高級ニジマスです。
ちなみにサーモンと鮭とマスは生物学的に明確な区分はないそうですよ。

これは完全に好みだと思いますが、高級老舗旅館でお造りにアボカドディップとかつけて欲しくないですね。
ちゃんと花が開いている紫蘇の花とか本山葵とかが添えてある方がこちらとしては嬉しい。

秋日和(焚合せ)

焚合せ
焚合せ

長芋山菜万寿に茸餡がかかっている一品。

色どる月(焼き)

鮎の奉書焼
鮎の奉書焼

奉書焼(ほうしょやき)とは、魚を奉書紙に包んで焼く料理のこと。

奉書とは、クワ科の楮(コウゾ)を主な原料にした和紙のことで、①純白でなめらか②シワがないという高級な紙であることから、殿様の上意下達関連の公書に用いられたとか。

奉書焼きの由来は島根県松江の漁師料理。
宍道湖産の寒スズキを灰の中で蒸し焼きにしたものを松江藩七代藩主の松平治郷が食することになったが、灰をかぶったままでは恐れ多いとして、奉書に包んで灰に入れて焼いたものを献上したんだとか。

鮎の奉書焼
鮎の奉書焼

鮎と栗と松茸。
ここにも松茸入ってるけど、どこにでも入れればいいってもんじゃないと思う。

鮎の奉書焼
鮎の奉書焼

食べ散らかした写真で恐縮ですが、子持ちの鮎で美味しかった!

初雪(揚げ物)

松茸フライ
松茸フライ

本当にこれにはビックリがっかりしました。笑
松茸をフライにしても香りの良さなんかほとんどわからないし、味は大して美味しいキノコじゃないのでほんと松茸の無駄遣いにしか思えません!

運動会(強肴)

松茸・上州和牛すき焼き
松茸・上州和牛すき焼き

強肴(しいざかな)とは、懐石料理の献立のひとつで一汁三菜、箸洗い、八寸以外に亭主が心入れで客にすすめる料理全般の炊き合わせ、和え物、揚げ物などをいい「強いてもう一品すすめる肴」という意味があります。

日本料理、会席・懐石案内所

上州和牛、松茸、春菊、蒟蒻、葱、えのき、牛蒡笹がき、玉葱、卵とろろ。

群馬県といえば、最近ではすき焼き応援県として売り出しているみたいですがなかなか浸透していないのが現状みたいです。(参考記事

群馬県がすき焼き応援県として売り出している理由は、上州和牛、こんにゃく、下仁田ネギ、生しいたけ、春菊など群馬県が誇る食材を用いると、すき焼きに必要なものを全て揃えられることから、「すき焼き自給率100%」県であると述べています。

松茸・上州和牛すき焼き
松茸・上州和牛すき焼き

すき焼きにこんな大量に玉葱いれますか?笑

松茸・上州和牛すき焼き
松茸・上州和牛すき焼き

見るからにめちゃくちゃ美味しそうな霜降りの上州和牛のお肉でしたが、このすき焼きの味付けがかなり薄くて本当に残念でならない。

ここでもまた松茸の無駄遣いしてるし。
こんなに松茸を無駄遣いするのであれば、松茸料理を1、2品に絞ってもっとクオリティの高い松茸を使って香りを楽しませて欲しかったです。

収穫祭(食事)

松茸御飯
松茸御飯

点火する前の松茸御飯。
これはさすがに期待できる!

松茸御飯
松茸御飯

土鍋で炊いた松茸御飯で期待通りの炊き上がりでめちゃくちゃ美味しそう!

松茸御飯
松茸御飯

香の物と赤だしは美味しかったです。
松茸御飯は思ってたより松茸の香りせず残念。味もかなり薄めでした。

たぶん私がここの料理長の味付けの好みではなかったのかもしれません。

紅葉狩り(水菓子)

水菓子
水菓子

フルーツワインゼリー、無花果、柿、巨峰、梨、カスタード、ミント。

カフェ&バー「喫茶去」

奈良屋の1階に併設されているカフェ&バー「喫茶去」。
喫茶去とは「どうぞ、一服召し上がれ」という温かみのある禅語の一つだそうです。

カフェ&バー「喫茶去」
カフェ&バー「喫茶去」

10時~18時まではカフェとして営業。
一杯ずつサイフォンで丁寧に淹れるコーヒーは、奈良屋がこだわって選び抜いた良質豆を使用しています。

カフェ&バー「喫茶去」
カフェ&バー「喫茶去」

18時~22時は宿泊者専用のバーに。
本格的なカクテルをはじめ、ウィスキーや地元産のワインや梅酒なども多数取り揃えてますので、ゆったりとした時間の流れを楽しんでいただけます。

メニュー

  • カフェ&バー「喫茶去」メニュー
  • カフェ&バー「喫茶去」メニュー
  • カフェ&バー「喫茶去」メニュー
  • カフェ&バー「喫茶去」メニュー
  • カフェ&バー「喫茶去」メニュー

一休ダイヤモンド会員特典

一休ダイヤモンド特典
一休ダイヤモンド特典

なんと一休のダイヤモンド会員だと、上記の特典が無料でいただけます!
これまで数々のいろいろな旅館に泊まってきましたが、なかなかこんな大奮発サービスな特典は珍しいのでめちゃくちゃ嬉しい!

国内旅行行くならとりあえず一休.comに集約してみることをおすすめします!

マッカラン・ファインオーク

マッカラン・ファインオーク
マッカラン・ファインオーク

本来であれば、一杯1,120円するこのマッカラン。
ダイヤモンド会員特典であっても、値段に上限がるのかと思って聞いてみましたが、どんなお酒でもどんな値段でも一杯無料OKでした!

マッカラン・ファインオーク
マッカラン・ファインオーク

イェーイ!ただ酒ほど美味しいものはないですね。
ピクルスも付いてきて最高です!

抹茶と黒ごまプリンのパフェ

抹茶と黒ごまプリンのパフェ
抹茶と黒ごまプリンのパフェ

こちらも一休ダイヤモンド会員特典で無料で私がいただいたスーツ1品は「抹茶と黒ごまプリンのパフェ」。

抹茶と黒ごまプリンのパフェ
抹茶と黒ごまプリンのパフェ

本来920円する抹茶と黒ごまプリンのパフェですが、めちゃくちゃボリュームもあって具沢山なので、920円でもなんかお得なくらい美味しくて大満足できると思います!

抹茶と黒ごまプリンのパフェ
抹茶と黒ごまプリンのパフェ

上から見ても美しく、まるで高級スイーツ店にきたかのような見た目。

抹茶と黒ごまプリンのパフェ
抹茶と黒ごまプリンのパフェ

抹茶アイス、黒ごまプリン、群馬の蒟蒻、わらびもち、群馬の花豆、白玉、あんこ、フルーツと本当に具沢山で大満足でした!

とろけるショコラとバニラアイス

とろけるショコラとバニラアイス
とろけるショコラとバニラアイス

フォンダンショコラ、バニラアイス、フルーツ、香りづけにラム使用している「とろけるショコラとバニラアイス」。

お濃い茶のアフォガード

お濃い茶のアフォガード
お濃い茶のアフォガード

抹茶アイス、バニラアイス、群馬の花豆、白玉、フルーツ、お濃い茶を使用している「お濃い茶のアフォガード」。

朝食

和朝食

和朝食
和朝食

旅館の朝食という感じの和朝食でした。
ご飯がすすむおかずが細々とたくさんあります。

せいろ蒸し
せいろ蒸し

こちらは火にかけてできた豚肉と野菜のせいろ蒸し。

お鍋で温めた味噌汁
お鍋で温めた味噌汁

こちらも火にかけた味噌汁。
鍋で温めてあるので、熱い味噌汁がいただけて個人的には嬉しい。

シェフが作るだし巻き卵

シェフが作るだし巻き卵
シェフが作るだし巻き卵

朝食を食べていると、シェフがこの台車を押しながら登場。
各朝食会場を回ってだし巻き卵を作っているそうです。

シェフが作るだし巻き卵
シェフが作るだし巻き卵

さすがシェフが作る卵焼きは美しい!
出来立てを温かいうちにいただけて美味しかったです。

ごちそうさまでした!

立地良し、建物は情緒あふれていて、温泉が最高な高級老舗旅館「奈良屋」。
そんな奈良屋に期待を膨らませてましたが、夕食のクオリティと接客が期待を大きく下回ってしまいました。

食は秋の味覚を堪能するコースで中国産の松茸を使っていたが、やはり松茸は香りを楽しむものであり、フライにしたところでたいして美味しいわけない。

もっと秋の香りを楽しませていただきたかったと思います。

上州和牛のすき焼きも肉は上質なものを使用しているのだから美味しいはずだが、イマイチでした。

接客担当していただいたのは若いお姉さんで、ノリが良い感じの接客でしたがここは東京の居酒屋ではない。
高級老舗旅館にお客はそんな接客を求めていないということ。

総じて1泊2食で4万円という値段の割には普通、もしくはお値段以下だと感じてしまいました。

あくまでも料理屋接客に対しての評価は個人的主観なので一概には言えません。
立地も雰囲気も温泉も最高な高級老舗旅館なので、興味ある方は是非いってみてください!